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曖昧さ回避 「仮面ライダーブラック」はこの項目へ転送されています。漫画作品については「仮面ライダーBlack」をご覧ください。
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仮面ライダーBLACK
テレビドラマ:仮面ライダーBLACK
原作 石ノ森章太郎
監督 小林義明、辻理、北本弘、蔦林淳望、
小西通雄、小笠原猛、蓑輪雅夫
制作 毎日放送、東映
放送局 TBS系
放送期間 1987年10月4日 - 1988年10月9日
話数 全51話
映画:仮面ライダーBLACK
監督 小西通雄
制作 東映
封切日 1988年3月12日
上映時間 25分
映画:仮面ライダーBLACK 恐怖!悪魔峠の怪人館
監督 小笠原猛
制作 東映
封切日 1988年7月9日
上映時間 25分
テンプレート - ノート
『仮面ライダーBLACK』(かめんライダーブラック)は、1987年10月4日から1988年10月9日まで毎日放送、TBS系列で毎週日曜10時00分から10時30分(JST)に放映された特撮テレビドラマ作品、及び作中で主人公が変身するヒーローの名称。
目次 [非表示]
1 あらすじ
2 概要
2.1 企画の経緯
2.2 特徴
2.3 制作
3 登場人物
4 ゴルゴム
4.1 三神官(三大怪人)
4.2 怪人
4.3 ゴルゴムメンバー
5 二人の世紀王
5.1 仮面ライダーBLACK / ブラックサン
5.1.1 主な必殺技
5.1.2 マシン
5.1.3 客演情報
5.2 シャドームーン
6 キャスト
6.1 レギュラー・準レギュラー
6.2 声の出演
6.3 主なゲスト出演者
6.4 スーツアクター
7 スタッフ
8 音楽
8.1 主題歌
8.1.1 オープニングテーマ
8.1.2 エンディングテーマ
8.2 挿入歌・イメージソング
9 放映リスト
10 放映ネット局
11 他媒体展開
11.1 映画作品
11.2 他テレビシリーズ
11.3 テレビスペシャル
11.4 映像ソフト化
11.5 ゲーム版
11.6 コミック
11.6.1 原作者自身による作品
11.6.2 他の作家による作品
11.7 小説版
11.8 CDドラマ
12 CS放送・ネット配信
13 平成仮面ライダーシリーズでのオマージュ
14 脚注
14.1 注釈
14.2 出典
15 参考文献
あらすじ[編集]
大学生・南光太郎(みなみ こうたろう)は19歳の誕生日を迎えた日、親友の秋月信彦とともに暗黒結社ゴルゴムによって拉致される。そして、次期創世王候補にせんとする三神官から体内にキングストーン「太陽の石」を埋め込まれ、世紀王ブラックサンに生態改造された。
息子たちから人としての記憶だけは消させまいと乱入した秋月総一郎の手引きによって、脳改造を受ける寸前に、ゴルゴムが世紀王のために用意していたバイク形生命体・バトルホッパーを駆って逃亡した光太郎だったが、三神官に捕われて攻撃を受ける。その衝撃の中、光太郎の体は異形のバッタ男からブラックサンの姿となる。
その後、総一郎の死を経て、光太郎は仮面ライダーBLACKを名乗り、信彦の救出とゴルゴム壊滅のために戦いを開始する。
概要[編集]
企画の経緯[編集]
『仮面ライダースーパー1』以来、6年ぶりのテレビシリーズの新作となった本作は、平山亨から交替したプロデューサー吉川進の指揮下で旧作から世界観と設定の一新が行われ、過酷な運命を背負った主人公の苦悩と希望を中心に据えた物語づくりを目指して制作された。石ノ森章太郎は、原点に立ち返るつもりで「仮面ライダー0号」をイメージしたと語っている[1]。ここで言う「原点」とは「初代」の『仮面ライダー』ではなく、原作者の石ノ森作品である[2]。吉川によると原作者の石ノ森に「新しい仮面ライダーを制作するから、今までのライダースタッフは一切入れない」と宣言したとのことである[3]。スタッフの多くは宇宙刑事シリーズから共通している[4]。ただし、脚本の鷺山京子、監督の小西通雄や撮影の松村文雄など、一部は過去のライダーシリーズに参加経験のあるスタッフも起用されていた。
企画当初の1985年から1987年当時は、スポンサーのバンダイと小学館はTBSを通じてウルトラマンシリーズ復活を予定していたが、その企画を聞いたTBSの子会社である日音側は仮面ライダーシリーズを提案し、ウルトラマンの企画が仮面ライダーの新シリーズに変更された[要出典]。こういった経緯もあって、本作は小学館が出版権(雑誌連載などをほぼ独占的に行う権利)を確保している。そのため、これまでのシリーズのグラフ記事では他社の追従を許さない立場にあった講談社の児童グラフ誌「テレビマガジン」には、本作の情報や漫画は掲載されなかった。
その一方、1985年から1986年頃にかけて石森プロ・東映・毎日放送・バンダイでは、別企画で深作欣二監督を迎えた日米合作のハリウッド方式の仮面ライダー映画を予定していた。しかし、バンダイの要請で新しいテレビシリーズに変更となった[要出典]。
吉川によれば、スタッフらは仮面ライダーの特徴として「主人公は悪の組織から脱出してきた」「改造人間」「バイクに乗る」「バッタがモチーフ」「正義のヒーロー」という5要素を取り上げた上で、これらを当時最新の技術でリメイクするのか、あるいはすべてを否定するのかを検討したという[5]。結果として、本作ではリメイク案が採用された。
特徴[編集]
「仮面ライダー0号」ゆえに、ゴルゴムはバダン以前の組織と関係があるような描写はないが、劇中の台詞で過去に「仮面ライダー」という名のヒーローが存在したことを示唆する発言が存在する。個性化についても、過去のライダーのように仮面ライダー1号・仮面ライダー2号との差別化を前提とした能力[注 1]を付与するのではなく、キングストーンや古代科学などの要素により、怪奇アクションとしての原点を追求するものとなっている。
他にも過去のライダーと異なり、マフラーや手袋・ブーツのようなスーツを思わせる造形を省いた外骨格的(生物的)なデザイン、モチーフ動物の特徴をよりリアルに表現した怪人、戦闘員のいない敵組織[注 2]など様々な新機軸が盛り込まれている。怪人のネーミングが「○○怪人」とシンプルなものに統一されているのも原点回帰の一環であり、仮面ライダーの体色が黒であるのも、放送前の特番で「バッタの血液は黒」だと引用し、黒い仮面ライダーの姿に原点に戻ると言う意向を託した。
中でも、敵組織に仮面ライダーと全く同格の改造人間・世紀王シャドームーンが登場することは特徴的だった。シャドームーンは名前に「仮面ライダー」の文字は含まないものの、歴代仮面ライダーを紹介する書籍やバンダイの玩具などでもBLACKとほぼ同等に扱われている[注 3][6]。この設定は、後のシリーズにおける「仮面ライダー対仮面ライダー」の構図の先駆けとなっている。
「原点回帰」の設定に加え、敵となった兄弟同然の親友と戦わねばならなくなった主人公の悲哀を描いた終盤のハードな展開、ヒーローが戦いに勝利したにも関わらず、主人公にとってはやるせなさを残したラストに示されるようなドラマ性などがオンエア当時から高く支持され[6]、視聴率も好調だった(平均視聴率9.2%)。そのため、当作に続けて南光太郎を主人公とする続編『仮面ライダーBLACK RX』が制作され、事実上2年続くシリーズとなった。
本放送当時に発行された特集ムック(宇宙船の別冊[要文献特定詳細情報])のスタッフへのインタビューによると、従来までの東映ヒーロー特撮作品ではヒーローのスーツを見栄えが良いFRP製のアップ用と、動きやすい軟質ウレタン製のアクション用の2種類用意することが常だったのに対し、本作では皺が寄り難い最新の軟質素材を採用したことで、アクション用がアップ用を兼ねられるようになったとある。この軟質素材製スーツが、ソリッド(外骨格的)ながらも生物的(柔らかい)というBLACKのビジュアルイメージと柔軟かつ頑強という設定上の特徴が一致することとなった。なお、NGデザインとして同じ形状だが色がメタリックブルーのスーツが製作されている。また当初は間接部がメカニック的であったが、石ノ森の監修でNGとなり、筋肉と血管状の意匠に変更された。
テレビと視聴者である児童が一体となれるようにとの意向により[7]、当時バンダイから発売されていたグッズの一部(変身ベルトやBLACKのフィギュアなど)には、キャプテンパワーのグッズで導入された「テレビパワー」機能が付いていた。劇中の変身シーンや必殺技を繰り出すシーンなどでは、映像から白の閃光が連続的に発せられることにより画面が黒と白に点滅する効果(いわゆるパカパカと呼ばれる技法)が加えられており、グッズに内蔵されたセンサーが映像の点滅をキャッチして機能を作動するというギミックである。なお、2008年3月29日にNHK BS2の特別番組『とことん!石ノ森章太郎』内で今作の第49話が再放送された際には、これらのシーンに減光処理が施されての放送となった。
制作[編集]
メインライターはメタルヒーローシリーズを降板してブランクを置いていた上原正三が就任した。しかし、ライダーに対する周りの期待からか、周囲からの意見がこれまでの作品に比べてあまりに多かったこともあって、上原はシリーズの序盤にてメインライターを降りた。その後は宮下隼一、杉村升などの面々が脚本陣の中心的役割を担った。またベテランの長坂秀佳が偶然テレビで『BLACK』を見てその黒の佇まいにほれ込み旧知の東映・齋藤頼照プロデューサーを通して吉川に作品の参加を志願したものの、吉川は「ギャラが高すぎるから無理」と長坂に断りを入れたというエピソードもある。
パイロット監督はライダーシリーズ初参加となる小林義明が担当。小林は第1話のみの参加となったが、倉田てつをによると第1話は撮影だけで丸1ヶ月掛かったとのこと。また、序盤で夜の街を疾走するシーンだけで10日間を費やしているという。その他は小西通雄、小笠原猛、蓑輪雅夫といった面々が演出陣のローテーションを組み、小西と小笠原は劇場版のメガホンもそれぞれ担当している。
殺陣の担当がそれまでの大野剣友会からJACへと変わり、BLACKの主なスーツアクターは当時若手の岡元次郎が担当した。従来のバトルシーンとは大きく変えたいという吉川の意向により、従来の空手や柔道技とトランポリンを組み合わせた「技のデパート」的なアクションや、見せ場の一つだった「戦闘員との立ち回り」も本作では廃されている。また、長年仮面ライダーシリーズの音楽を手がけた菊池俊輔に代わって、川村栄二が担当することになった。声優はこれまでのシリーズの大半に関わっていたテアトル・エコーに代わり、俳協の所属声優が主に起用されていた。但し、OPクレジットへの表記はダロム、創世王、ナレーションの声優のみとなっており、当時のスーパー戦隊やメタルヒーローと同様に主要レギュラーのみをクレジットする形となっていた。
デザイン面においては、これまでのシリーズでは仮面ライダーのデザインは、石ノ森と東映側の意向が大きく反映されることが常だったのに対し、バンダイのディレクションが強く作用していることが特筆される。デザインのフィニッシュはバンダイ傘下のPLEXが手がけた。それまでのマフラーとスーツに、グローブとブーツといった「人が着ている」印象を排除し、生物的・外骨格的とも評されるソリッドな意匠は、裏を返せば玩具化を前提としたデザインということでもあるが、これまでの仮面ライダーとは異なるシャープなイメージを打ち出すだけでなく、後のライダーのデザインにも影響を与えている。
石ノ森によるラフデザインでは「バッタ男がスーツを着ている」というコンセプトのものもあり[8]、この案は『真・仮面ライダー 序章』でも検討されている。
登場人物[編集]
南光太郎(みなみ こうたろう) / 仮面ライダーBLACK
主人公。秋月信彦と同じく19年前の日食の日の同時刻に生まれた。3歳の時に両親と死に別れ、父の学者仲間だった信彦の父・総一郎の養子となる。東星大学人文学部2年生で、サッカー部に所属。
19歳の誕生日パーティの最中に起こった不可思議な現象に疑惑を抱き、主催した総一郎の真意を突き止めるべく家に戻ろうとしたところを信彦共々三神官に連れ去られ、生態改造手術を受け世紀王ブラックサンとされたが、脳改造の前に総一郎の手引きで脱出。以後仮面ライダーBLACKを名乗り、ゴルゴムの陰謀に立ち向かうことになる。
改造人間として驚異的な筋力のほかに高い治癒能力や解毒能力[注 4]を与えられており、五感も赤外視、無指向性聴覚などが強化されている。一定の変身ポーズをとると、緑色のエネルギーを全身から放出し、バッタ男の姿を経てライダーに変身する。
本作が「ライダー0号」として企画されたこともあり、事あるたびに「自らが改造人間にされたことへの苦悩」や「自らと同じ境遇ながら、自我をなくした信彦と戦う苦悩」などにさいなまれるシーンが描かれた。
性格は基本的には明るい熱血漢だが、女優である月影ゆかりのファンだったり、大井裕子の小悪魔的魅力を評価するなどのミーハーな面やサボテンに水をやりすぎるなどがさつな面もある[注 5]。
一人称は平時は「僕」が多いが、ゴルゴムとの戦闘時はしばしば「俺」になる。
光太郎は些細な事件(マグロ泥棒等)であっても、「ゴルゴムの仕業か!」の台詞と共に調査を開始することがよくあり、「ゴルゴムの仕業だ!」は、雑誌『ファンロード』誌上で流行語になった[要文献特定詳細情報]。東映公認のカードゲーム「レンジャーズストライク」や「仮面ライダーバトル ガンバライド」でも「ゴルゴムの仕業」というカードが登場している。
シャドームーンとの戦いで命を落とすが、クジラ怪人が用いた命のエキスで復活し、ゴルゴムを壊滅させた。しかし、当初の目的だった信彦救出には失敗し、杏子と克美は戦火を逃れて渡米、戦友のバトルホッパーも喪うと、勝利の代償はあまりにも重かった。
仮面ライダーBLACK RXの南光太郎については仮面ライダーBLACK RX#南光太郎を参照。
秋月信彦(あきづき のぶひこ)
南光太郎と同じく19年前の日食の日の同時刻に生まれた。東星大学理学部2年生で、サッカー部に所属。
19歳の誕生日パーティの後、光太郎と家に戻ろうとしたところを三神官に連れ去られ改造手術を受けるが、総一郎の妨害の際に身体に深いダメージを受けたまま神殿に取り残され、蛹をまとったバッタ男の状態で眠りに就いた。
後に三神官の石の力で世紀王シャドームーンとして復活した。だが信彦としての記憶はあるものの、その人格はなかった。
シャドームーンになってからの一人称は基本的に「私」だったが、第50話途中から「俺」になった。
秋月杏子(あきづき きょうこ)
総一郎の実娘で信彦の妹。朝霧女子高校2年生で、テニス部所属。父を喪った後、光太郎の勧めで喫茶店キャピトラで下宿することに。
光太郎とは兄妹同然に育ったが、次第に異性としても意識し始めていたようである。第35話にて光太郎がBLACKであることを知る。ゴルゴムの手によってシャドームーン覚醒のための生贄にされかかるが、「BLACKを倒すのは、あくまで自分」と言い張るビルゲニアの妨害で危うく難を逃れた。
仮面ライダーBLACKがシャドームーンに敗れ、日本へのゴルゴムの総攻撃が始まり失意の中、渡米。その後BLACK(光太郎)の生存を知り日本に帰ろうとするが、BLACKとシャドームーンの決着の邪魔になると克美にとがめられ、異国から光太郎の身を案じた。
紀田克美(きだ かつみ)
信彦のガールフレンド。 東星大学文学部2年生。喫茶店キャピトラの経営を任されている。
中盤にて杏子同様に光太郎がBLACKであることを知る。ゴルゴムに拉致された恋人の無事帰還を切に願っていただけに、シャドームーンと化した信彦との再会には心を乱される。
仮面ライダーBLACKがシャドームーンに敗れ、日本へのゴルゴムの総攻撃が始まると杏子と共に渡米。その後BLACK(光太郎)の生存を知るも、BLACKとシャドームーンの決着の邪魔になると、帰国せず杏子と共に異国から光太郎の身を案じた。
杏子同様、次作『RX』では回想シーンで登場。
東堂勝(とうどう まさる)
喫茶店キャピトラの経営者。光太郎の大学の先輩でもある。店の経営よりも趣味のスキューバダイビングを優先している。
滝竜介(たき りゅうすけ)
インターポール捜査官。信彦のサッカー部の先輩で、サッカー部時代の得意技「リュウシュート」でBLACKの危機を救った。第16話と第30話に登場。『仮面ライダー』に登場したFBI 捜査官・滝和也をオマージュしたキャラクター。
演じた京本政樹はノーギャラで出演したとのこと。その代わりに「ライダーの正体を唯一知っている」「ライダーと同じくらいの働きをする」「正体は元FBI」という条件を挙げたそうである[9]。
南正人(みなみ まさと)
光太郎の父で総一郎の学者仲間。光太郎が3歳の時、ゴルゴムの仕組んだ飛行機事故によって死亡。
南友子(みなみ ともこ)
光太郎の母。夫と共に飛行機事故によって死亡。
少年戦士
ゴルゴムによって育成されたが、ゴルゴムに反旗を翻しBLACKに味方する。高山により成長停止剤を投与されていたため、年齢は成人に達しているが肉体は少年のままである。1人はシーラカンス怪人の電流により感電死し、残る4人は光太郎に見送られてどこかへ去って行った。第31話や第47話にも登場している。
ゴルゴム[編集]
遥か太古の昔から人間の文明や文化を破壊し、優れた人間だけを怪人にして、怪人だけの世界を創ろうと暗躍を続けていた暗黒結社。組織には政財界の実力者や優秀な科学者も参加しており、世界を裏から操っている。 5万年に一度、キングストーンを持つ2人の世紀王を闘わせ、勝った方を次期創世王にする。基本的に人間には冷酷なものの、同族としての怪人を重んじる。物語終盤で大怪人ダロムが組織の理念を否定する発言を行い、クジラ怪人の離反を招いた。シャドームーン復活を機に人類に宣戦布告したことで、その存在が世界に知れ渡ることとなった。
次回作『仮面ライダーBLACK RX』での歴代10人ライダーはゴルゴムの海外支部と各国で戦い、撃破したことが語られている。
創世王
ゴルゴムの守護神にして支配者で、代々5万年ごとに交代している。即に寿命が尽きようとしているが、それでも地球を破壊するほどの力を持つ。テレパシーによって世紀王や三神官と会話をする。
光太郎と信彦を世紀王ブラックサン・シャドームーンに選び、ブラックの脱走後はシャドームーンを次期創世王と定めた。しかしシャドームーンの生命力が低下した際にはビルゲニアにサタンサーベルを与え世紀王昇格を暗示したこともあった。シャドームーン復活後はブラックサンとの戦い、最後の選別を迫り、自らの力を分け与えてブラックを倒させようとしたが、シャドームーンが敗れたためにブラックを次期創世王にしようとする。しかしブラックがそれを拒絶したために地球を破壊しようとするが、ブラックが呼び寄せたサタンサーベルによって身体を刺し貫かれ、「人間の心に悪がある限り甦る」と言い残しゴルゴム本部と共に爆死した。
世紀王
次期創世王の候補である2人の戦士。その証としてキングストーンを持つ。次期創世王の後継者争いは5万年周期に行われ、日蝕の日に誕生した人間を当代のゴルゴム最高の技術で互いに同格の力を持つ戦士に改造し互いに競わせ、勝利した片方が創世王となる。
世紀王の証にして力の源となるのが「太陽の石」と「月の石」の2つのキングストーンである。後継者争いに勝ち抜き2つの石を両方手に入れたものが名実ともに次期創世王となる。数々の奇跡を起こすもその力はあくまで石の力の一端で真の力は未知数であり、2つの石を揃えた時に真の力を発揮するとされる。
シャドームーン
「月の石」を持つ世紀王。
ブラックサン
「太陽の石」を持つ世紀王。
剣聖ビルゲニア
第18話より登場。古代甲冑魚ビルケニアの怪人。三万年前の日食の日に生まれたが、創世王の全盛期であったためキングストーンを与えられず世紀王になれなかった。
過去の横暴な態度のため創世王の怒りに触れ、棺に封じ込められていたが、創世王の命によりBLACKを倒すため三神官が復活させた。復活後は創世王にこそ忠誠を示したが、三神官に対しては慇懃無礼かつ反抗的でありしばしば作戦の妨害もした。BLACKのキングストーンを奪って、世紀王になろうとする。
初戦では事前にクロネコ怪人を犠牲にして能力をリサーチしたこともあり、BLACKを敗退させ、以後も何度も激闘を繰り広げたが決着はつかなかった。復活してからしばらくは顔の色は肌色だったが、後に本来の色である白色に戻る。
魔剣「ビルセイバー」と、ゴルゴムの紋章が刻まれた盾「ビルテクター」を武器に持ち剣技を誇る。魔術や催眠術、変身能力、光の玉になり自在に飛行するなど、世紀王であるBLACKを凌ぐ特殊能力を発揮した。耐久力もライダーパンチやライダーキックを立て続けに受けても耐えられるほど高い。また自ら専用マシン・ヘルシューターを完成させ、ロードセクターを駆るBLACKと互角のマシン戦を展開した。バトルホッパーを奪おうと企んだこともあり、タマムシ怪人によって制御不能にされ暴走したところを乗っ取ろうとしたが、失敗している。
冷酷な性格ながら、黒松に変装して光太郎を殺そうとしたときには、人目を恐れて殺害を断念したり、BLACKは自分が倒すというプライドゆえにBLACKへの勝機を逃すこともしばしばあった。
その後シャドームーンとビルゲニアを天秤にかける創世王から世紀王の剣サタンサーベルを与えられ、サタンサーベルとビルセイバーを併用し新必殺技サタンクロスを編み出したり、サタンサーベルの魔力で人々を洗脳して暴徒化するなどより強大な力を手に入れた。
第35話でBLACKと戦闘中にシャドームーンが復活、サタンサーベルを奪われ、BLACKにライダーパンチとライダーキックの連打を受けて深手を負い、ゴルゴム神殿に帰還するも、シャドームーンにサタンサーベルの一撃で斬り捨てられ倒された。
客演情報
『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
地下帝国バダンの幹部怪人として登場。
三神官(三大怪人)[編集]
ゴルゴムの活動を具体的に決め、実践する大役を負う。一般怪人の中で組織への功績の大なる者が先代の神官に選出・再改造される。BLACKのことを当初は「ブラックサン」と呼んでいたが第4話から世間での呼称に合わせ「仮面ライダーBLACK」と呼び名が変わった。三神官は、全て人間に変身する能力を持っている。
大神官ダロム
小柄な老人の姿をしており、三神官のリーダー格。「智恵の大神官」と呼ばれており、青い「天の石」を所持している。
優れた頭脳の持ち主で、性格は陰湿。右手から出す遺伝子操作ビームで改造手術を行う。
戦闘時には念動力で相手を攻撃する。人類に激しい憎悪を抱いており、人類抹殺を目論む。
第36話でシャドームーン復活のために天の石の力を使い切り、本来の姿である大怪人ダロムに戻る。
大怪人ダロム
ダロムが天の石を失い、本来の姿である三葉虫の大怪人に戻った姿。大神官のときの冷静さはなくなり、攻撃的な性格になっている。
大神官のときよりも強力な念動力と怪力と伸縮自在な頭部の触手、これからの破壊ビームを武器にBLACKとも何度も激突した。
第49話で「命のエキス」によってパワーアップしたBLACKのキングストーンフラッシュで破壊ビームを押し返されて怯んだところを、ライダーパンチとライダーキックの連続攻撃により倒れた。
客演情報
『仮面ライダーBLACK RX』
劇場版に登場。声は依田英助。スーツアクターは渡辺実。
『仮面ライダーオーズ/OOO』
『仮面ライダー電王』とのクロスオーバー作品に登場。声を演じたのは、本作でダロムを演じた飯塚昭三。ショッカーの同盟となったゴルゴム代表として登場し、前述の考えからジャーク将軍共々ショッカーの考えに反対していたが、世界征服を優先させることを受け入れる。終盤は戦うことなく岩石大首領の起こした地割れにのまれた。
大神官バラオム
顔が岩のような青い皮膚で包まれている。「戦いの大神官」と呼ばれており、赤い「海の石」を所持している。
荒々しく好戦的な性格ではあるが、一方で餓えた怪人達の仲間割れを仲裁する、身勝手な行動を行った怪人を叱り付けるなど、組織の調整役も務めていた。
ビシュムが倒れた際にはBLACKへの怒りを見せ、海を汚染しようとするダロムを海棲怪人に悪影響が出ると諌めるなど仲間意識の強さを伺わせたり、部下を大事にする一面もある。
両手は機械のようになっており、怪人の頭も握り潰せるほどの力がある。指先からショックビームを発射したり、バリアを張って敵の攻撃を防ぐ。
第36話でシャドームーン復活のために海の石の力を使い切り、本来の姿である大怪人バラオムに戻る。
大怪人バラオム
バラオムが海の石を失い、本来の姿であるサーベルタイガーの大怪人に戻った姿。以前よりも怪力で、大神官時に使用していた両手から発射するショックビーム(人間にもあまり通用せず、作戦を失敗した部下の処罰の際に使用していた)は2色の破壊光線に変化しており、怪人やBLACKにすらダメージを与える威力を誇る。大神官時よりも、人間に変装したり[注 6]BLACKと直接対決する機会が多かった。破壊光線のほか、顎から生えた牙からコピーされた2本のサーベルや鋭い爪を武器にBLACKと戦う。
第46話で特訓で超高速移動能力を体得。クジラ怪人を利用してBLACKを倒そうとするが、クジラ怪人の粘液を受けて動けなくなったところをライダーパンチとライダーキックの連続攻撃で倒された。
客演情報
『仮面ライダーBLACK RX』
劇場版に登場。演じたのは本作と同じく高橋利道(声とスーツアクター)。
『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
地下帝国バダンの幹部怪人として登場。
大神官ビシュム
ゴルゴム三神官の一人で、右の目で未来を、左の目で過去を見ることが出来る。劇中ではフードの下は描写されなかったが、一部の資料には白髪を露わにした写真も掲載されている[10]。
「預言の大神官」と呼ばれており、紫の「地の石」を所持する。元々は怪人であったが、長きにわたる組織への貢献を評価され先代神官によって改造手術を受け神官に昇進した。
目から発する灼熱光球で敵を焼き尽くす。爪を武器にするとの設定もある[11]。メンバーに対しては慈悲深いがそれ以外の人間には冷酷で、人間の作る美や愛を否定する作戦を行う。
第36話でシャドームーン復活の為に地の石の力を使い切り、本来の姿である大怪人ビシュムに戻る。
大怪人ビシュム
ビシュムが地の石を失い、本来の姿である翼竜の大怪人に戻った姿。以前よりも飛行能力とスピードが強化されており、両目から発射する大神官時よりも強力な灼熱光球で敵を焼き尽くす。その他、体を高速回転させることにより強力な竜巻を発生させることも可能で、BLACKとの一騎打ちでも苦戦させた。
第45話でBLACKに挑戦、BLACKを道連れにしようとしてシャドームーンの放ったシャドービームに貫かれ、倒れる(この背後にシャドームーンの后になる野心をダロム、バラオムは見て取ったが、それが真意だったかどうかは定かではない)。なお、この際にシャドームーンが、乱入してきた杏子を傷つけるのを躊躇したため、BLACKは軽傷を負っただけで生還した。
客演情報
『仮面ライダーBLACK RX』
劇場版に登場。演じたのは本作でも大神官ビシュムを演じた好井ひとみ。
『仮面ライダーディケイド』
劇場版に登場。門矢小夜(演:荒井萌)が変身する。
怪人[編集]
人間に動植物の能力を移植した存在で、5万年以上もの長い寿命を持つ。元が人間であるため、人間態を持っている者もおり知能も高いが、ほとんどの者は怪人態では人語は話さない。アンモナイト怪人のように化石が怪人化した者も存在する。ゴルゴメスの実を栄養源としているが、ゴルゴメスの実は地上世界でしか育たないため、多数の怪人が目覚めると不足をきたした。そのため、空中に無数の胞子を散布して人間に発芽させ培養、大量採取する作戦が採られたこともある(第11話)。
コウモリ怪人
第1話から登場。脳波を発して目標をキャッチする能力を有し、主に偵察行動を得意とする。終盤になってからは大怪人ダロムと共に行動する。第49話でクジラ怪人の粘液とBLACKの回し蹴りで深手を負い、ダロムの死をシャドームーンに伝えた直後に息絶えた。武器は飛行能力。他にも同族がいる。
サイ怪人
第7話に登場。
客演情報
『仮面ライダーワールド』
シャドームーンによって再生され、ZOやJと戦う。
『仮面ライダーディケイド』
アポロガイストによって召喚され、RXやBLACKと戦う。
クジラ怪人
第46、48 - 50話に登場。頭から噴射する白い粘液が武器で、口から超音波を発する。
海を破壊しようとするゴルゴムの作戦を密かに不満に思っており、組織から離反しようとしたがその動きを察知され、大怪人バラオムによりBLACKと道連れにされかけるもBLACKに助けられる。バラオムが倒れた後は、光太郎の勧めもあって海に帰っていった。シャドームーンとの決戦に敗れ、自らの住む海底に流れ着いたBLACKの遺体を見つけると、聖なる海の洞窟にて一族に伝わる命のエキスを使い、BLACKを生き返らせた。その後、BLACKと共にゴルゴム神殿に向かうが、最終決戦を前にしてゴルゴムのトゲウオ怪人に処刑された。
侍女怪人マーラ、侍女怪人カーラ
シャドームーンが両手から発した光線によって生み出された侍女怪人。三大怪人よりも地位が高い。人語や意思を発さないうえ、戦闘に加わったことは全くなく、能力は不詳。最終決戦でBLACKに追い詰められたシャドームーンを神殿に連れ帰る働きがあった程度である。最終話で神殿の崩壊に巻き込まれ死亡する。
ゴルゴム戦闘員
劇場版『仮面ライダーBLACK 恐怖!悪魔峠の怪人館』と第43話に登場したゴルゴムの戦闘員。黒いフルフェイスヘルメットを被っている。キャラクターショーではこれらとデザインの異なる戦闘員が登場している。
ゴルゴムメンバー[編集]
様々な理由からゴルゴムの援助を受けている。5万年以上の生命力を持つ怪人に憧れており、自らも怪人になることを望んでいる者もいれば、秋月総一郎のように恐怖のために仕方なく従っているメンバーも少数は存在している。
秋月総一郎(あきづき そういちろう)
信彦と杏子の実父で、光太郎の養父。大遺跡の発掘に必要な資金を得る為に、ゴルゴムのメンバーになった。ゴルゴムのメンバーになることを断った友人の南夫妻がゴルゴムに殺されたことから、内心ではゴルゴムに「悪魔の集団」と嫌悪を抱いていたが、自分と家族の身の安全のため仕方なく従っていた。脳改造が行われる寸前に光太郎を救い出す。しかしキャンプディアブロで光太郎にゴルゴムの秘密を話した後、クモ怪人に殺害されてしまう[注 7]。
大宮幸一(おおみや こういち)[注 8]
大宮コンツェルンの会長。サイ怪人と共同で作戦を実行した。金でゴルゴムや他のメンバーの活動を援助している。EP党の支援をした後の動向は不明。
坂田龍三郎(さかた りゅうざぶろう)[注 9]
無所属の代議士。オオワシ怪人、セミ怪人、ネズミ怪人と共同で作戦を実行した。後にEP党なる政党を結成し、その党首に収まっている。第38話以降の動向は不明。
黒松英臣(くろまつ ひでおみ)
東都大学、及び聖和大学の医学部教授。ノーベル医学賞候補でもある。右手の取り外しが可能で、右目も機械化されている。三神官の暗黒超力の副作用で体の一部が獣化する事もある。ノミ怪人、トカゲ怪人、マンモス怪人と共同で作戦を実行した。
失敗が続いたために一時期大宮基金で渡海、光太郎の追及を逃れた。最後は「当てにならない研究で怪人を死なせた」という理由で三神官に処刑されかかり、ビルゲニアの顔盗みの術を受け死亡。奥多摩山中の変死体として発見される末路を辿った。
月影ゆかり(つきかげ ゆかり)
光太郎がファンだった女優。誕生日パーティで光太郎と信彦の運命を暗示しかけ、総一郎に窘められる。その後、口封じの為にヒョウ怪人に殺害される。
大門洋一(だいもん よういち)
機械工学博士。「オートバイの神様」と称されるオートバイ工学の世界的権威。息子に元レーサーの大門明がいる。ゴルゴムから資金提供を受けており、文明破壊用マシン・ロードセクターを製作した。ロードセクターの完成直後にゴルゴムによって抹殺されてしまう。
高山教授(たかやまきょうじゅ)
東星大学教授。魚類の研究をしており、シーラカンスを高等な知的生命体だと信じていた。自らの研究の成果を証明する為に改造を受けてシーラカンス怪人となるも、人間に未練があったのか普段は薬で人間の姿を維持していた。最期はBLACKのライダーキックで倒される。
二人の世紀王[編集]
仮面ライダーBLACK / ブラックサン[編集]
身長:198.7cm
体重:87.0kg
跳躍力:ひと跳び30m
潜水時間:10分
南光太郎が変身を遂げるキングストーン〈太陽の石〉を体内(変身ベルトに内蔵)に有した世紀王。生態改造人間の王に君臨する存在であり「ブラックサン[注 10]」の名を取る。肉体への改造が施された後、信彦の実父・秋月総一郎の妨害によって脳改造の寸前で脱出に成功し、人類を護るため「仮面ライダーBLACK[注 11]」を名乗ってゴルゴムに孤独な闘いを挑む漆黒の騎士。
序盤は人知れず戦闘を重ねていたが、徐々に世間へも認知されていった[注 12]。終盤では人類の生死を託される唯一無二の存在にまで昇りつめ、彼の死は人々を意気消沈させ、また復活は生きる希望を与えた[注 13]。
「ライダーパンチ」で殴打した後、すぐさま「ライダーキック」で蹴り抜く連続攻撃を必殺技としてゴルゴム怪人を撃破する。キングストーンが生み出す体内エネルギーを増幅するバイタルチャージを発現し、さらに攻撃の威力を上昇させる[注 14]。戦闘を重ねるたびに能力を上昇していたが、クジラ怪人が有する“命のエキス”の摂取により桁外れのパワーアップを遂げる。
『仮面ライダーBLACK RX』へは登場機会に恵まれなかったが、第1話開始直後に変身ポーズを取っている。ジャーク将軍に変身機能を封じられ宇宙へ駆逐されるが、結果的にそれが『BLACK RX』誕生に繋がった。
強化筋肉・フィルブローンは常人の30倍の力を発揮し、センシティブイヤーは500m先の囁き声を聞き取ることができる。マルチアイは望遠、広視界、暗視の能力を有し、主に敵の動きや弱点を見抜くために使われる。
変身プロセスは以下の通り。
「変身」の掛け声と共に一定の変身ポーズを取る。
キングストーン周辺の細胞が強烈な閃光と共に変身ベルトの形を創り、ベルト中心部のエナジーリアクターがエネルギーを増幅して全身へと送り込む。
特殊冬眠遺伝子・MBGの活動により、まず身体が奇怪な「バッタ男」の姿へと変わる。
更にその上を強化皮膚・リプラスフォームが包み込むことによって変身が完了する(その時、関節部から変身に使われたエネルギーが蒸気となって噴出する)。
また、ジャンプ中に一定の動作をとりつつ「変身」の掛け声で変身することもできる。
主な必殺技[編集]
ライダーパンチ
右の拳にキングストーンエネルギーを集中させ、相手に突撃するようにジャンプして繰り出す必殺パンチ。主にライダーキックへの繋ぎ技として使用するが、一部の敵にはこの技でとどめを刺したこともある。
第13話で従来のパンチをカニ怪人に破られたため、特訓の末にパンチの前に身体の屈伸のアクションが加わり、威力が3倍になった。バイタルチャージとの併用でさらに威力を強化できる。
ライダーキック
足先にキングストーンエネルギーを集中させて繰り出す跳び蹴り。空気との摩擦で足先が赤熱するほどのスピードである。ほとんどの戦いでとどめに用いられたBLACK最大の必殺技。
第13話よりキックの前に身体の屈伸のアクションが加わり、威力が3倍になった。さらにバイタルチャージによって威力をより強化できる。第18話ではビルゲニアの盾・ビルテクターにほぼ完全に防がれたが、第28話ではこれを損傷させ、かつビルゲニア自身にも大ダメージを与えるなど、その後も威力の向上が見られる。
「仮面ライダーバトル ガンバライド」では1号・2号のライダーキックと区別するために、劇中多用したライダーパンチと組み合わせたライダーキックに「ブラックキック」の名称が付けられている。
ライダーチョップ
右の手のひらにキングストーンエネルギーを集中させて、空中からチョップを決める。直径100ミリメートルの鋼鉄を切り裂くほどの威力がある。主に敵怪人の部位破壊に使用し、初期ではライダーキックと併用している。
ライダー投げ
敵を抱え上げて地面に叩きつける技。突撃する怪人をいなして巴投げのように投げ飛ばす形も多用する。
ライダージャンプ
その場で垂直ジャンプする。バッタ怪人が原型であるライダーを上回るジャンプができる怪人は少なく、回避や状況の立て直しに使われる。
キングストーンフラッシュ
ベルトのエナジーリアクターから、キングストーンエネルギーの閃光を放出する技。
身体に付着した粘着物を払拭する、敵の幻術を破る、敵のエネルギー攻撃を跳ね返す、強烈な閃光で敵を眩惑するなどの多彩な使用法がある。
第49話ではダロムの破壊光線との撃ち合いでダメージを与えたが、これはキングストーンフラッシュ自体に光線技としての効果があるのか、敵の光線を逆用して跳ね返しただけなのかは不明。最終回ではシャドームーンのシャドーフラッシュに隷属させられたバトルホッパーを解放した。
ライダーパワーフラッシュ
ジャンプした後空中からキングストーンフラッシュを放つ。
パワーストライプス
ベルトからではなく、首周り・手首・足首にある赤と黄のラインから蓄積されたキングストーンエネルギーを放出する。
ライダーセンサー
額のアラードポイントと連動して、周囲の空気や熱をキャッチして敵の動きをサーチする。目が見えない状況も敵の動きを捕らえられる。マルチアイ同様、敵の動きや弱点をつかむために使われたが、使用したのは18、19話のみ。
サタンサーベル
シャドームーンが持つ、世紀王のみが持つことを許される剣。そのため本来世紀王であるブラックサンも当然使用できる。
最終回でシャドームーンが手放したものを奪って使用し、シャドーチャージャーを斬りつけ決定的な一撃を与えた。さらに、あらゆる攻撃をバリヤーで防御する創世王を倒す最後の手段として手許に召喚、とどめを刺している。
戦いの後、崩壊するゴルゴム神殿を脱出した光太郎の手にあったが、光太郎が空に向かって投げ捨てると、そのまま光となって消滅した。
マシン[編集]
バトルホッパー
全長:2220mm
全高:1240mm
重量:118.2kg
最高出力:415馬力
最高時速:500km
ゴルゴムが世紀王の専用車として開発したバイク型機械生命体。バッタの姿と能力が反映されており、オフロードタイプゆえに悪路での走行にも長けている。〈モトクリスタル〉を動力源とし〈リライブタンク〉の作用で破損しても自己再生する。自我を持つため、BLACKの危機に際しては指令がなくても独自の判断で行動する。
BLACKが搭乗すると体内にあるキングストーンとモトクリスタルのパワーが融合され、最大の力を発揮。この状態で放つ体当たり技「ダイナミックスマッシュ」はコンクリートの壁をも容易く打ち破る。
光太郎が神殿からの脱出時に奪取して愛車とした。普段は光太郎が隠れ家としている廃工場にロードセクターと共に待機し、BLACKがその名を叫ぶと現れる。市販車への偽装機能はないため、光太郎は普段は改造前から乗っていたスズキ・GSX-R400を日常の足としている[13]。
世紀王の命令以外は一切聞かないため、光太郎=BLACK以外ではシャドームーンしか操ることが出来ないが、タマムシ怪人のクローン虫が寄生して暴走した際にはビルゲニアが乗り、ムカデ怪人事件では自身の判断で杏子を乗せたこともある。最終決戦ではシャドームーンに操られるも、共に戦ってきたBLACKを守る意思が消え去っていなかったことから、BLACKのキングストーンフラッシュを受けて反旗を翻し、サタンサーベルで切り付けられながらもリライブタンクを爆発させてシャドームーンに大ダメージを与えることに成功する。それと同時に自己再生能力も失い、「ア…、アリガトウ…ラ、ライダー…」と初めて言葉を発した後、息を引き取った。
続編『仮面ライダーBLACK RX』では、アクロバッターとして復活する。
撮影車両のベースは明確になっておらず、『仮面ライダー画報』ではスズキ・RM250と推測している[13]。
ロードセクター
全長:2100mm
全幅:720mm
全高:1320mm
重量:202kg
最高出力:1515馬力
最高時速:960km
ゴルゴムの援助を受けた大門洋一博士によって製作されたオンロードバイク型文明破壊用マシン。完成直後に博士がゴルゴムによって殺害されたため、マシンは博士の息子である大門明が隠していたが、ゴルゴムに襲われた明とその子、輝一を光太郎が救ったことを機に大門から託され、BLACKの2台目のマシンとなった。
バトルホッパーのような意思は持っていないが、搭載されたRSコンピューターによりBLACKの指令で自走することは可能(ただし、第13話では突撃する際に自ら名乗りを上げ、第47話で光太郎の身を案じるような振る舞いを見せている)。
時速800キロ以上に達するとリアカウルがせり上がりマシン上部を覆うアタックシールドが自動的に展開する。同時に前方ウィンドシールドが通常の透明フードからコンピュータ制御のスクリーンに変化し目視走行からモニター走行へと切り替わる。この状態になると「スパークリングアタック」という体当たり攻撃を行うことが可能となる。その威力はぶ厚いコンクリート壁等でも易々と突破できる。バトルホッパーとの合同技「マシンスクランブル」は片方が体当たりを行った後、もう片方が時間差で体当たりを行う。第19話でビルゲニア相手に使用した。プラズマジェットや妨害電波などの装備や機能も備え、走行時にはイオンバリヤーが発生する。単純な馬力・時速などの性能はバトルホッパーを大きく上回るが、オンロード用のスピード重視マシンのため小回りが利かず、悪路走破性も著しく劣る。強力すぎるパワーゆえ、BLACK以外の者が乗ることは実質的に不可能で、世界モトGPのトップクラスライダーである大門明ですらまるで操れなかった。
最終話では、創世王の死と共に崩壊するゴルゴム本拠地からBLACKを脱出させた。
『仮面ライダーBLACK RX』の第4話の冒頭でライドロン製作中のシーンで「もうすこしでお前の仲間ができるぞ」とアクロバッターに話しかけるシーンの背景にロードセクターらしいバイクが一瞬見えるが、放映終了後に雑誌『宇宙船』編集部が読者からの質問を受け、制作会社の東映にロードセクターの行方を質問すると、「ロードセクターは光太郎が大門明に返却した設定になっている」との回答があったことが誌面に掲載された[14]。
客演情報[編集]
『仮面ライダーディケイド』
テレビ本編と劇場版に登場。テレビ本編と劇場版ともに、本作で南光太郎を演じた倉田てつをが演じた(劇場版は声のみ)。
本作の光太郎とは別人で、かつBLACKとRXはそれぞれ別の世界の存在という設定により、2人の光太郎が「共演」した。
『仮面ライダーオーズ/OOO』
『仮面ライダー電王』とのクロスオーバー作品に登場。声は勇吹輝。ダブルライダー、電王、磔にされたNEW電王、オーズを助けるため、他のライダーたちと共に登場。上記同様RXとは別人という設定。
『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』
声は田中大文。光戦隊マスクマンと共にジャーク将軍、シャドームーンと戦った。こちらもRXとは別人という設定。
『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』
声は神谷浩史。上記同様RXとは別人という設定。
シャドームーン[編集]
詳細については「シャドームーン」を参照
キャスト[編集]
レギュラー・準レギュラー[編集]
南光太郎 / 仮面ライダーBLACK(声) - 倉田てつを
秋月信彦(世紀王シャドームーンの人間態) - 堀内孝人
秋月杏子 - 井上明美
紀田克美 - 田口あゆみ
東堂勝 - セント
少年戦士 - 高橋竜次、中田武士
大神官ビシュム / 大怪人ビシュム - 好井ひとみ
剣聖ビルゲニア - 吉田淳
黒松英臣 - 黒部進
大宮幸一 - 北見治一
坂田龍三郎 - 久富惟晴
声の出演[編集]
世紀王シャドームーン - 寺杣昌紀
創世王 - 渡部猛
大神官ダロム / 大怪人ダロム - 飯塚昭三
大神官バラオム / 大怪人バラオム - 高橋利道
クジラ怪人 - 依田英助
ナレーション - 小林清志(第39話まで)、政宗一成(第40話以降)
主なゲスト出演者[編集]
※ 参考文献:『仮面ライダー大図鑑(6) 』(バンダイ・1992年)
秋月総一郎 - 菅貫太郎(1話、2話)
南正人 - 土師孝也 (1話)
南友子 - 遠藤英恵(1話)
月影ゆかり - 泉じゅん(2話)
速水徹 - 広瀬匠(4話)
高梨村長 - 近藤宏(5話)
高野史郎 - 井田弘樹(6話)
藤村浩 - 上田忠好(6話)
石田卓也 - 長沢大(6話)
森田良雄 - 阪本良介(7話)
黒川 - 大谷朗(7話)
広原百合 - 舟田めぐみ(8話)
英男 - 飯塚亮平(8話)
杉本綾子 - 長門硝子(8話)
悦子 - 江馬小百合(9話)
かおる - 小原靖子(相原勇)(9話)
女子高生 - 芝原チヤコ(9話)
杉山茂 - 中田譲治(10話)
立花秘書 - 中村孝雄(10話、38話)
坂本友紀 - 岩間沙織(11話)
大野勇作 - 田村円(11話)
駐在 - 今西正男(11話)
大門明 - 伊吹剛(12話)
大門洋一 - 穂高稔(12話)
本田太一 - 速水昌治(13話)
熊倉太助 - 日吉としやす(14話)
笠井教諭 - 藤堂貴也(15話)
滝竜介 - 京本政樹(16話、30話)
柳博士 - 長谷川明男(16話)
スミス博士 - アイデン・ヤマンラール(16話)
ゆかり - 中川彩(20話)
坪田文彦 - 小日向範威(22話)
茂 - 飯塚洋介(23話)
高山教授 - 井上高志(24話)
少年戦士 - 小林竜次、神林紀夫、加藤岳史(24話)
江上技師 - 小野進也(25話)
麻美 - 湯原弘美(26話)
謎の男 - 卯木浩二(26話)
麻美の父 ‐ 沼崎悠(26話)
久男 - 廣間享輔(27話)
小山常吉 - 赤塚真人(28話)
小山陽子 - 東啓子(28話)
田所君枝 - 西本浩子(29話)
ラナ・カウアイ - 田中美奈子(30話)
タロウ・カウアイ - 加地健太郎(30話)emoticon-Blue Guy Cendol (L)
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